【体験レポート】Windows PEでタッチパッドやLANを使用する方法

【体験レポート】Windows PEでタッチパッドやLANを使用する方法 Windows
【体験レポート】Windows PEでタッチパッドやLANを使用する方法
この記事はこのような人におすすめ!

・Windows PEでタッチパッドを使用できるようにしたい人
・Windows PEにドライバーを追加したい人

ノートパソコンでWindows PEを起動したときにタッチパッドを使用する方法を紹介します。
タッチパッド以外にもLANやキーボードがWindows PE上で使用できないとき同じ方法で対応できます。

タッチパッドやLANが使用できない理由はドライバーがインストールされていないからかもしれません。
ドライバーをインストールすることでそれらを使用することができます。

最近のドライバーはINFファイルから構成されています。INFファイルについて詳細を知りたい方は以下のMicrosoftのサイトを確認してください。

INF ファイルの概要 - Windows drivers
INF ファイルの概要

タッチパッドドライバーのダウンロード

以下に代表的なドライバーの入手先を示します。
一番簡単なドライバーの入手方法は”[PCの機種名] タッチパッドドライバー”で検索してみてください。

DellのPCの場合

Dell Touchpad Driver | ドライバの詳細 | Dell 日本

HPのPCの場合

タッチパッドのドライバーの再インストール手順を知りたい(文書番号:a10055) | 日本HP LIVEサポートナビ
HPの法人向けノートパソコンのよくあるご質問(キーボード/マウス/タッチパッド/周辺機器 に関する問題)タッチパッドのドライバーの再インストール手順を知りたいを掲載しています。(文書番号:a10055)

LenovoのPCの場合

タッチパッド ドライバー (Elan, Synaptics) Windows 10 (64bit) - ノートブック - Lenovo Support JP
タッチパッド ドライバー (Elan, Synaptics) Windows 10 (64bit) - ノートブック

富士通 (Fujitsu) の場合

ダウンロード - FMVサポート : 富士通パソコン

LANドライバーのダウンロード

以下に代表的なドライバーの入手先を示します。
一番簡単なドライバーの入手方法は”[PCの機種名] LANドライバー”で検索してみてください。

DellのPCの場合

インテルPCIe Ethernetコントローラー用ドライバー | ドライバの詳細 | Dell 日本

HPのPCの場合

有線LANドライバーの再インストール手順を知りたい(文書番号:a50142) | 日本HP LIVEサポートナビ
HPの製品共通のよくあるご質問(ネットワーク 関連)有線LANドライバーの再インストール手順を知りたいを掲載しています。(文書番号:a50142)

LenovoのPCの場合

Realtek イーサネット LAN ドライバー Windows 10 (64bit) - デスクトップ - Lenovo Support FR
Realtek イーサネット LAN ドライバー Windows 10 (64bit) - デスクトップ

富士通 (Fujitsu) の場合

FMV Q&A - LANドライバーを再インストールする方法を教えてください。 - FMVサポート : 富士通パソコン
富士通パソコンFMVのQ&Aをご紹介しています。

以下はメーカーからドライバーの提供がなく、どのメーカーのLANが使用されているかわかる場合に自己責任で使用してください。

IntelのLANドライバーを使用している場合

Windows® 10 用インテル® ネットワーク・アダプター・ドライバー
Windows® 10 用インテル® ネットワーク・アダプター・ドライバーのリリース 29.0 をインストールします。

RealtekのLANドライバーを使用している場合

Realtek

【方法1】Windows PEが起動している状態にドライバーを追加

Windows PEへドライバーをオンラインインストール
  • STEP1
    使用しているパソコンのサポートサイトでドライバーを入手

    ドライバーを追加したいPCと追加したいドライバー(タッチパッドやLANなど)を検索してドライバーを入手します。
    ドライバーはexeファイルやzipファイルに圧縮されていることがあるので7zipなどを使用して展開してinfファイルが存在する形式にしましょう。

  • STEP2
    USBメモリなどにドライバーをコピー
  • STEP3
    Windows PEを起動
    Windows PEの起動画面
    Windows PEの起動画面
  • STEP4
    STEP2のUSBメモリなどをWindows PEが起動したPCに接続
  • STEP5
    ドライバーのインストール

    以下コマンドを使用します。

    drvload [infファイル名]

    インストールに成功すると”Drvload: Successfully loaded [infファイル名]”と表示されます。

【方法2】Windows PEが起動する前にドライバーを追加

Windows PEへドライバーをオフラインインストール
  • STEP1
    使用しているパソコンのサポートサイトでドライバーを入手

    ドライバーを追加したいPCと追加したいドライバー(タッチパッドやLANなど)を検索してドライバーを入手します。
    ドライバーはexeファイルやzipファイルに圧縮されていることがあるので7zipなどを使用して展開してinfファイルが存在する形式にしましょう。

  • STEP2
    boot.wimをマウント

    Windows PEに含まれているboot.wimをマウントします。
    デフォルトではmedia\sourcesフォルダの下にあります。
    マウントは以下のコマンドを使用します。

    DISM /Mount-Image /ImageFile:media\sources\boot.wim /Index:1 /MountDir:mount

    Windows PEのboot.wimのマウント
    Windows PEのboot.wimのマウント
  • STEP3
    ドライバーの追加

    以下コマンドでマウントしたファイルにinfファイルを追加します。

    Dism /Image:mount /Add-Driver /Driver:[infファイル]

    Windows PEにドライバーを追加
    Windows PEにドライバーを追加
  • STEP4
    変更をコミットしてアンマウント

    以下コマンドで変更内容をコミットしてアンマウントします。
    以上でドライバーを追加したWindows PEの完成です。

    Dism /Unmount-Image /MountDir:mount /Commit

    Windows PEのboot.wimのコミット
    Windows PEのboot.wimのコミット

まとめ

ドライバーをインストールする方法を2つ紹介しました。

1つ目は、Windows PE上でdrvloadを使用することでinfファイルのドライバーをインストールする方法です。

2つ目は、オフラインでWindows PEのwimファイルにドライバーを追加する方法です。

Windows PE上でドライバーが必要になったときは使用してみてください。

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