・Hyper-VでWindows PEを動かしたい人
・仮想環境でWindows PEを動かしたい人
Windows標準の仮想環境であるHyper-Vを使用してWindows PEを起動する方法を調べてます。
Hyper-Vとは、Windowsの標準で備わっている仮想マシンです。Hyper-Vの詳細についてはMicrosoftのWebサイトを参考にしてみてください。
準備するもの
- Hyper-Vが起動できるWindows Pro もしくは Windows Enterprise,Windows Education
- Windows PEが起動するISOファイル
Windows PEが起動するISOファイルの作成方法については
Windows ADKを使用したWindows PE (WinPE) の作成方法【Windows 10 / Windows 11】
で紹介しているので参考にしてみてください.
Hyper-VでWindows PEの起動
まずはスタートメニューからHyper-Vを起動します.
起動したHyper-Vの”操作”を選択します.
![Hyper-Vマネージャーの"選択"](https://kgm-info.com/wp-content/uploads/2022/09/image-1024x781.png)
“新規” > “仮想マシン” の順にクリックしてください.
![Hyper-Vマネージャーの"新規" > "仮想マシン"](https://kgm-info.com/wp-content/uploads/2022/09/image-1-1024x781.png)
仮想マシンを作成するためのウィザードが出てきます.
“開始する前に”のウィザードで”次へ”を選択します.
![仮想マシンの新規作成ウィザードの開始する前に](https://kgm-info.com/wp-content/uploads/2022/09/image-3.png)
次に”名前と場所の指定”で任意の名前を付けます.
この名前が仮想マシンの名前として表示されます.
今回は”WindowsPE_Win11_22H2″という名前にしました.そして,”次へ”を選択します.
![仮想マシンの新規ウィザードの名前の場所の指定](https://kgm-info.com/wp-content/uploads/2022/09/image-4.png)
“世代の指定”では”第2世代”を選択して”次へ”をクリックします.
![仮想マシンの新規ウィザードの世代の指定](https://kgm-info.com/wp-content/uploads/2022/09/05.png)
“メモリの割り当て”では任意の起動メモリを選択します.
今回は1024MBとして,”次へ”を選択します.
![仮想マシンの新規ウィザードの世代の指定](https://kgm-info.com/wp-content/uploads/2022/09/06.png)
“ネットワークの構成”ではインターネットの接続先を選択します.
今回はインターネットに接続しないので”接続しない”とします.
![仮想マシンの新規ウィザードのネットワークの構成](https://kgm-info.com/wp-content/uploads/2022/09/07.png)
“仮想ハードディスクの接続”では”仮想ハードディスクを作成する”のラジオボタンを選択して,”次へ”をクリックします.
![仮想マシンの新規ウィザードの仮想ハードディスクの接続](https://kgm-info.com/wp-content/uploads/2022/09/08.png)
“インストールオプション”では”ブートイメージファイルからオペレーティングシステムをインストールする”のラジオボタンを選択して,参照ボタンからWindows PEが起動するISOファイルを指定します.
そして,”次へ”を選択します.
![仮想マシンの新規ウィザードのインストールオプション](https://kgm-info.com/wp-content/uploads/2022/09/09.png)
最後に”仮想マシンの新規作成ウィザードの完了”で,作成する仮想マシンの内容が表示されます.
その内容で問題がなければ”完了”を選択します.
![仮想マシンの新規ウィザードの仮想マシンの新規作成ウィザードの完了](https://kgm-info.com/wp-content/uploads/2022/09/10.png)
するとHyper-Vマネージャーに任意の名前を付けたWindows PEが追加されています.
以下の追加したWindows PEの仮想マシンをダブルクリックします(以下の赤枠内をダブルクリック).
![Hyper-Vマネージャーに追加されたWindows PE仮想マシン](https://kgm-info.com/wp-content/uploads/2022/09/11-1024x781.png)
Windows PEの仮想マシンが起動してくるので”起動”を押します.
![Windows PE仮想マシン起動画面](https://kgm-info.com/wp-content/uploads/2022/09/12.png)
Windows PEがHyper-V上で起動できました.
![Hyper-Vで起動したWindows PE](https://kgm-info.com/wp-content/uploads/2022/09/13-1024x673.png)
まとめ
Windowsのデフォルトで入っている仮想マシンのHyper-Vを使用してWindows PEを起動することができました。Hyper-V上でWindows PEを起動できることで、複数台のパソコンを準備しなくても簡単にWindows PE上の動作を確認することができます。また、簡単に同じ環境を再構築することができるので、さまざまな動作の検証をアクティブに行うことができます。
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