【WindowsPE】Dismでマウントしたファイルをすべて解除を探る

この記事は次のような人におすすめ

Windows PEでDismでマウントしたファイルを解除したい人

DismコマンドでWimファイルをマウントしたときにどのフォルダにマウントしたか分からなくなることがあります。

マウントしたフォルダが分からないとディスク容量を使用してしまいます。

Windows PE上でどこにマウントしたか分からなくなってしまったときに使用してみてください。

Dismコマンドとは
マウントされているフォルダの確認
マウントの解除

Dismコマンドとは

DismとはDeployment Image Service and Management Toolの略です。Dismは、Windowsオペレーティングシステムのイメージの作成、変更、および管理に使用される非常に強力なツールであり、システム管理者やテクニカルサポートスタッフにとって非常に重要なユーティリティです。

Dismコマンドの主な機能と使用法について説明します。

イメージの作成
Dismは、Windowsをカスタムしたイメージの作成を可能にします。これは、特定の要件に合わせてWindowsのインストールイメージをカスタマイズしたい場合に役立ちます。これにより、特定のアプリケーションや設定が含まれたカスタムイメージを作成できます。
パッケージの追加と削除
Dismは、既存のWindowsイメージにソフトウェアパッケージを追加したり、不要なパッケージを削除したりするための強力な機能を提供します。これにより、必要なコンポーネントのみを含む最小限のカスタムイメージを作成できます。
オンラインおよびオフライン操作
Dismは、オンラインおよびオフラインモードで動作します。オンラインモードでは、実行中のWindowsインストールに対して操作を行うことができます。オフラインモードでは、Windowsのイメージファイル（.wimファイル）に対して操作を行います。
パッケージの検査と取得
Dismは、既存のイメージ内のパッケージを調査し、特定のパッケージを取得することができます。これは、特定のコンポーネントを抽出してバックアップする場合に便利です。
エラー修復
Dismは、イメージファイル内のエラーを検出し、修復するためのツールも提供します。これにより、破損したWindowsイメージを回復することができます。
スクリプトと自動化
Dismコマンドは、スクリプトや自動化ツールと統合するのに適しており、大規模なデプロイメントおよび設定管理に役立ちます。

Dismコマンドの基本的な構文は次の通りです：

Dism /<操作> /<オプション>

操作には、イメージのマウント、パッケージの追加または削除、エラーの修正などが含まれます。オプションには、具体的な操作に関連する追加のパラメーターが含まれます。

Dismコマンドの具体的な例：

イメージのマウント：
Dism /Mount-Image /ImageFile:C:\path\to\install.wim /Index:1 /MountDir:C:\mount
パッケージの追加：
Dism /Image:C:\mount /Add-Package /PackagePath:C:\path\to\package.cab
エラーの修正：
Dism /Image:C:\mount /Cleanup-Image /RestoreHealth

Dismコマンドは、Windowsの展開、カスタマイズ、修復に不可欠なツールであり、システム管理者やテクニカルサポートスタッフがWindowsイメージを管理する際に重要な役割を果たします。ただし、コマンドの誤った使用はシステムに損害を与える可能性があるため、慎重に操作することが重要です。適切なトレーニングと文書を参照することをお勧めします。

以下コマンドを使用することでDismコマンドにどのようなオプションがあるか調べることができます。

Dismコマンドは管理者権限でないと実行できません

管理者権限で実行しているかどうか以下のコマンドを実行します。

Dism /?

もしも以下のように表示された場合は、コマンドプロンプトが管理者権限で起動していないので，コマンドプロンプトを右クリックして”管理者として実行”を選択して管理者権限で起動してください。

Windows PEから起動しているときは必ず管理者権限になっているはずなので、以下のエラーは出ないはずです。

エラー: 740

DISM を実行するには、管理者特権のアクセス許可が必要です。
これらのタスクを完了するには、管理者特権でコマンドプロンプトを使用してください。